私たちが生活している地上でも空気による圧力を受けています。

空気自体は軽いのですが空から地上まで空気が積み重なっているため空気の重さは大きくなり、圧力（空気の密度）も大きくなります。

逆に高い山等に登ると積み重なっている空気の量が少ないため、
地上よりも圧力が低い状態になります。

一般的に地球の中心に向かえば向かうほど圧力は大きくなり、
上空に向かえば向かうほど圧力は小さくなります。

地表から地球の中心に向かって120km地点では私たちが普段受けている圧力の
4万5千倍の圧力に達し、ダイヤモンドはこの深さで生成されます。

また地球の中心部まで行くと圧力は私たちが普段受けている圧力の
364万倍の圧力に到達します。

山に登るなどして高い場所に行ったときにお菓子の袋がパンパンになったことがあると思います。

地上では袋の中の気圧と袋の外の気圧が均等なため袋が膨らむことはありません。

しかし標高が高くなって地上よりも圧力が低くなると袋の中の空気の圧力が袋の外の圧力よりも大きくなり袋は膨らみます。

私たちの身の回りにはたくさんの高圧を利用したものがあります。

わかりやすい例でいうと殺虫剤等に使用するスプレー缶です。これらは缶の中に圧力を大きくした気体を閉じ込め、それを小さい面積で開放することにより一気に噴霧させます。

また近年では圧力を用いた食品加工もあります。